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感染対策

知っトク!感染対策の基本

感染経路別予防策

感染経路別予防策

感染症の主な感染経路として、「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染」があります。日常の感染対策である、スタンダードプリコーション(標準予防策*)に加えて、感染症流行時や感染疑い時の対策として、それぞれの感染経路に応じた対応をとります。一つの感染症で感染経路が一つとは限りません。それぞれの病原体がどのように拡がるか、どのような対策が必要かを知っておくことが大切です。

*標準予防策:感染症の有無に関わらず、すべての人に対して、血液、体液、汗を除く分泌物、排泄物、損傷した皮膚、粘膜等の湿性生体物質は、感染の可能性があるとみなして対応する方法。

【ここをおさえトク】
福祉現場で最も重要な感染経路別予防策は、「接触感染対策」です。
身近な感染症が、どの感染経路で拡がるのかを把握し、それに合った予防策がとれるように備えましょう。定期的に勉強会等で情報を共有する、汚物処理の訓練を行う等、感染症が発生しても全員が対応できるように日頃から訓練しておくと安心です。

厚生労働省_老健局:介護現場における感染対策の手引き 第2版. 令和3年3月, p.12-15.
・大久保憲・尾家重治・金光敬二 編集. 〔2020年版〕消毒と滅菌のガイドライン, へるす出版, 2020, p.15-16,136.
・矢野邦夫. 向野賢治 訳・編. 改訂2版 医療現場における隔離予防策のためのCDCガイドライン-感染性微生物の伝播予防のために-, メディカ出版, p.126-156.
厚生労働省:保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版), 2018(平成30)年3月, p.8-17.