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食品衛生

福祉施設で気を付けたい食中毒

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌

100℃、30分間の加熱でも壊れない、しぶとい毒素。


潜伏場所

人や動物の傷口(特に化膿しているもの)・のど・鼻腔・皮ふなどに広く生息。(健康者の保菌率は20~30%といわれている)

原因食品

おにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなどの手作り食品。ほとんどの場合、調理する人の手を介して食品が菌に汚染されることが多い。

特徴

汚染された食品中で増殖するとき、熱・乾燥・胃酸・消化酵素に強い「エンテロトキシン」という毒素をつくる。

潜伏期間

30分~6時間

症状

激しい吐き気・嘔吐・下痢・腹痛など

対抗手段

手荒れや傷(特に化膿しているもの)のある人は、食品や調理器具に直接触れない。
残った調理済食品の再加熱利用は避ける。
二次汚染の防止(特に手洗い・手指消毒の励行)。